いつもの海に着いた。




ここで別れたんだ。


あたしはこの海が好き。


あたしのすべてを受け入れてくれてるみたい。


・・・・圭介みたいに。







「絢!待ったか?」



あたしの後ろには圭介。


久しぶりに聞いた圭介の声。


久しぶりに見た圭介の顔。


1番会いたかった人。


いつもいつも心の中にいた人。








「圭介・・・・」


「久しぶりだな。」


「うん。」


「「・・・・・」」