「じゃ頑張ってね。」


「うん。」


「よろしくお願いします。」


「はい。では・・・」


「またね。」




あたしはロシアへと旅立つ。



先生と2人で飛行機に乗り込む。





「絢。しっかり学ぶのよ。」


「はい。」






見送りは家族だけ。


みんな知らないから。


あたしが言ってないから。







「到着するまでゆっくりしてね。」


「はい。」






あなたがいたらどんなに

心強かっただろう・・・



あなたがあたしの隣にいれば

あたしは強くなれる・・・・