「明稀、お前死にたいの?」 予想通りの質問だったけど、いざ聞かれると答えられなかった。 答えることができない私は、どうすることもできなくて俯いた。 「.....俺と一緒に死んでくれない?」 沈黙を破った希望の言葉に、びっくりした。 誰よりも、恵まれていると思っていた希望。 誰よりも、変顔が面白い希望。 いつも一緒に笑っていた希望。 いつもの希望から、想像のつかない言葉だった。