学校にはもうしばらく行ってない。 最後に行ったのは冬休み前の終業式。 それからは学校が始まっても、朝制服に着替えて、その足でここに来る毎日を送っている。 親はもう何も聞いてこない。 僕が何も言わないから諦めたのだろう。 朝家を出る時も、夕方家に帰った時も、温かい声で包んでくれる。 ……申し訳ないとは思ってるんだ。 でも、そんな僕を許してほしい。