何日か過ぎた朝、職員室に竹下が来た


「お、おはようございます」


「お!おはよう竹下、早いな〜どうした?」


「あの…母が退院しました。月謝…ありがとうございました。どうやって返せば…」


「シッ…」


俺は机の上に置いてあったメモ帳に何かを書いて竹下に渡す


「あ、あの…」


戸惑う竹下に俺は何も言わずに、軽く手を上げた


竹下は意味がわからないような表情のまま、職員室を出て行った


竹下、廊下でメモ帳見て、驚くかな?


喜ぶかな?


何故か俺はドキドキしていた