「じゃあ、A組からやろうか…。」
ふん。
知らないんだから。
「…大城さん。」
「!?な、何よいきなり!き、気やすく呼ばないでよ」
「え?呼んでないよ?」
「呼んだじゃない、今。」
「??あ、名簿整理してたからね。」
「え…」
顔がかぁって赤くなるのが分かった。
ふんッ!!
知らない!もぉ、知らないから!
「じゃ、じゃあ、私はB組やる////」
なんで、私が恥かかなきゃならないのぉ?
「B組、1番、赤枝…」
え、頭良いじゃない。
通知表だって、オール5。
スポーツ万能だし、文武両道…悔しい…。
なんでこんな地味男が…
「あ、赤枝君…」
「んん?」
私より上なんて、許せない。
「あの…」
「ねぇ、大城さん?」
「ん、え?」
「大城さんは俺の事、嫌い?」
「き、嫌いよ!!」
沈黙が流れた。
「ふ〜ん、そぉ。」
ヤツはメガネを外した。
「どの口がそんな事言ってんだ?」
やばい!!!
壁とヤツの間に挟まれた私…。
今、超―――ピンチ!!
「庶民なんて、私には関係ない存在だわ!」
顔をぷいっとさせて、言い切った私!
度胸ある…ね。
「へぇ〜。強気だねぇ。じゃあ、俺が証明してやるよ。お前が俺に惚れてるってことをな。」

チュッ。

私にキスをして生徒会室からでて行った。