「まさかあなたが??」

真っ先に彼女の顔を見に行く。

その顔立ちからは泣いた跡があり、ひどく脅えている。

それに、彼女の場合喉に首輪までされている。

「あなたの引き出しには鍵はいくつ入っていますか?」
彼女を見ながら問いかえす。
「あなたは?」
彼女は自分の引き出しから鍵らしきものを差し出す。          「わたしは4つです」

急いで自分の鍵穴を数える。