「はい、到着♪」

連れてこられたのは屋上。

わ……。
笑顔……ちょっと可愛いかも。


「えと………あのっ」

「ん?」

「わっ私!!……彼氏とか……その、いりませんっ」

ちゃんと…断れたっ!




なのに………


ニヤッ


ん?


「ふーん、男に興味ない?」

「えと……はい」

「じゃあ、男ってどんなものかも分かんない?」

そりゃ、彼氏できたことないから分かんないよね。

「…まぁ、はい」



そう言った瞬間――――



私の目の前は男の子の顔で。


唇に何かがあたった。


「俺が、男ってもんを教えてやるよ」




えぇえぇえぇえぇっ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?