「まっ迷子に…なって……」

……これしか思いつきませんでした。

「迷子?……伊藤っておもしれぇな」


………笑われた。


まぁ、信じてもらえたからいっか!!


石川くんって背高いなぁ…。

私、チビだから羨ましい!!

「……帰るぞ」

「わっ!」

私の腕を持って歩き出す。

「…伊藤はさ、男苦手?」
「うっうん」

「俺も女苦手」

確かに、石川くんクールだもんね。

「……でも伊藤は苦手じゃない」

え……。

それはつまり、お友達になってくれるって事だよね?
「ありがとう♪」