「嘘やって! 一緒に帰ろうや」

「でもちぃらぁも一緒で?」

「千鶴ー!!
綾今日俺と帰るきー!!」

「えぇ!?
2人で帰るが!?」

「嫌なが?」

「嫌やないけど…」

「じゃあいいやん。帰ろうや」


あたしは秋田と一緒に帰ることになった。


「綾と帰るが何気初めてやね」

「だって一緒に帰るほど仲良くないやん」

「まぁそうやけど…
でもいいね、綾と2人も」

「そう?」

「うん。ていうか俺綾のこと好きやもん」


一瞬秋田が何言ったのか分からなかった。

あたしのことが好き?

…ありえない。


「何言いゆが? 嘘はやめてや」

「嘘なわけないやん。綾はどうなが?」

「…あたしも…好き//」

「ほんま!?」

「うん//」


秋田は嬉しそうだった。

あたしも嬉しくなった。

大好きな秋田の彼女になれた。

もうそれだけで生きていける。


「これからは秋田やなくて竣って呼んでや」

「えっ?」

「彼女には名前で呼んでほしいやん」

「…じゃあ竣ね//」


これからは大好きな竣と2人で生きていく。


《END》