「あの…、
ゆっくり休んで元気が出て…、
もしも気が向いたら…。
お話し…しましょうね…??」



そう言うと、
ペコリと頭を下げて、
足早に部屋を出て行った。



ボクは…と言うと、
その後ろ姿をただみつめ、



ほんのり暖かくなった胸に、
小さなつぼみが
実をつけたのを感じていた。