「私、私・・・・遥斗が好きだよ。ずっと好きだったよ」
海は自分の気持ちを伝えた。今まで言えなかった気持ちをやっと伝えることができた。遥斗の腕の中で遥斗の温もりを感じながら。遥斗は強く抱き締めてくれた。
「俺も、ずっと好きだったよ」
遥斗は言った。海は嬉しかった。
「ずっと一緒にいてね。離れないでね」
海は言った。
「当たり前だろ。もう、ぜってぇ離さない。ずっと、俺がそばにいるから。海のこと、守っていくから」
遥斗は言った。海は、涙を止めることができなかった。