はぁ…
今日は一人かぁ。



こうしてひとりで帰るとき、
後ろから腕を掴まれて
『おれ、前から結華のこと好きで。
付き合ってくれない??』
なんて。

マンガのようなSTORYを想像して。

変な期待をして。

そんなのあるわけないって思っても
まだ期待してるあたしがいて。



なんか本当に馬鹿らしいや。

自分の自転車を見つけて、



隣には…


雅の自転車。



雅はいつもこの場所に止めるから
あたしは必ず雅の止める場所の隣に置く。