少しでも雅に近づけるように…。

あたしにとってこれが精一杯だから…。

あたしと雅の距離が
1メートル以内に近づく唯一の時間。




ほんの一瞬のこの距離が

あたしをドキドキさせて…

幸せにしてくれるの…。



座席表を見て自分の机に向かう雅。


そしてその横顔を気づかれないようにみる。




あぁ…もう離れちゃった。

あたしの貴重な時間が過ぎる。



あたしがもっと積極的に話せる子ならよかった。