「あ、ココですココ!」



夏海はそういって白くて大きな家を指差した



ほわー…



「夏海の家大きいね!」



「父さんが弁護士なんだ。」



は…初耳!!



…大きい家いいなァ



「ゴメンね。桜ちゃん家小さくて…」



大介さんは遠くを見つめながらそう呟いた



「そんな事ないですよ!」



「いや、今少しいいなァって思ったでしょ」



うっ…



「そ、そんな事ないですよ」



ごめんなさい。



本当は思いました。



「えー!嘘だァ!!」



はい。嘘です



なんていわないけど…



「あはは!じゃあそろそ「夏海!!」



夏海の声と男の人の声がかぶった



振り返るとそこには長身の男の人がいた