「夏海ちゃん…だっけ?桜ちゃんの友達になってくれてありがとね」



「いえいえ!もう桜が可愛くて!」



「あーからかうのおもしろいよね!」



「そうなんですよ!たまにする百面相とか!」



「分かる分かる!!」



…なんか2人とも楽しそう。



ヤキモチやいちゃうよ~!



夏海にも大介さんにも。



仲がいいのは嬉しいけど…



なんか寂しい…



「桜ちゃん?どしたの?」



「いえ…何でも」



私はバッグを抱きかかえたままボソッとつぶやいた



「きっとヤキモチやいてるんですよ!!」



「あはは!おじさん嬉しいなァ」



「大介さんは全然おじさんじゃないですよー!」



そんな会話を2人はしながら夏海の家に向かった



私はその間ずっと黙っていた