「かっちゃーん!おはよ、病院行こう!」




朝になって、みゅうが俺を起こしにやってきた。


朝から幸せだ。




「熱も下がったから学校行くよ」

「本当に?!さがったの?」



おでこを合わせてくるみゅう。



「本当だ。大丈夫だね!でも無理しちゃダメだよ?」

「みゅうと一緒にいれない方が無理だよ。学校行く前に、寄って行かない?」

「寄るって・・ピアノ?!行く!行きたい!」




みゅうの手を引いて向かったのは山奥の一軒家。


音楽が好きな俺にじいちゃんが残してくれたとこ。