――『ちょっと…待って…』



「良いじゃん。せっちゃん一人暮らしなんだし?」



さっき拓から仕入れた情報を早速使う勇悟。



「刹那、一人暮らしなの?」



――勇悟め、余計なことを…



『…そ、そうだけど…』



「そうなんだぁ。じゃあ、決定ね。


荷物とりに一旦帰ってから刹那の家行くね。」



「ちょっ……おいっ!」



晃の手を無理やり引っ張って幹部専用部屋を出て行った。