――『ご、ごめんっ!』



ロビーへ向かう途中、勇悟に謝った。



「何が?」



『…拓と知り合いだと言うこと隠してて……』



「そのことなら全然気にしてないよ。


逆にラッキーなことだし。」



にこにこ笑顔で話す勇悟。



『ラッキー?』



「だった一杯サイン貰えるじゃんっ!」



…あ、そういうことね。