万が一、拓が神龍のメンバーだということがばれたら拓の仕事にも影響するだろう――



雷龍だろうと隠し通さなければ――



――っと思ってた矢先、拓の爆弾発言でその考えは消えた――



――「へぇー


初めまして。


いつもウチのせっちゃんがお世話になってます。」



……本人は全く危機感がないようだ。



『はっ?』



「何?何ぃ?


拓の知り合い?」



楽屋に居た拓のグループの他のメンバーさんの一人が聞いてきた。



「そうそう。俺の彼女♪」



『誤解させるようなこと言わないで。』



拓を思いっきり睨み、足を踏んづけてやった。