お願いですから僕の眼鏡を取り上げようとしないでください。 こんな風になるならまだ机に突っ伏していただけたほうがましでした。 まあ、あくまでたとえ話ですが。 「ぶぅー。いーじゃんか別に眼鏡のひとつやふたつくらいー」 眼鏡強奪を阻止された水谷さんは、不機嫌そうにそう零しました。 馬鹿ですか。貴方馬鹿ですか。