「って、そうじゃなくてさー。んもー、いんちょーのせいでちょっぴり水谷、ブロークンハートなんですけどー」 「…そうですか」 「あーダメ、ダメ。ダメだいんちょー、水谷泣きそう」 よよよ…と泣き真似を始めたかと思うと 「いんちょー、ちょっと慰めてー」 そう呟いて、水谷さんはばたりと何の遠慮もなしに両手を僕の机に投げ出してきました。 そうしてその上に頭をもたげます。