時間を忘れあたしはずっと景色を眺めていると陽が沈み辺りが薄暗くなっていった。 「ん…」 「…」 声が聞こえ隣を見るとまだ寝たりなさそうに目を擦り体を起こしていた。 「そろそろ帰るか」 「うん」 あたし達は家に向かった。 しばらく歩いていると楽しそうな笑い声が聞こえた。 あたし達の前を賑やかに通る家族。