「だってあたし誰にも言わないし。この場所だって」

「ああ」

「「ああ」じゃなくてさ何でだよ」

「うるせーないいだろ別に」

「よくねーから」

「あ゙?あんま俺をイラつかせっと痛い目あうぞ」

ギロッと睨み強めに言われた。
けどあたしだってこんな事で引かないから。

「勝手にイラついてるだけじゃん」

「もういい寝る」

言うことが無くなったのか芝生に寝転がり腕を頭の後ろに回し目をつぶった。

あたしは少し勝ったと思いながらも教えてくれなかったことにモヤモヤと感じていた。