「花にはね、色々な思いが詰まっているんだよ」


お母さんが小さい頃、そう言ってた。


「色々な思い? お花は生きてるの?」


私は母に、そう言った。


「生きてるわ。 お花はいつも皆を見守っているのよ」


優しい笑顔で言った母を、今でも覚えている。





―――――花言葉を君に