この気持ち、君には届いているだろうか?


「だからさ・・・・その・・・・」


その気持ち、聞いちゃってもいい?

ちょっと聞いてしまってるんだけどさ。


「ごめん・・・

 あのさ・・・・・・・・」


俺の言葉を遮って亜月は話し出した。


―――。
――――。
―――――。


スプセミから帰ってきた日のこと。

優さんのこと。

そして・・・優さんの気持ち・・・。



亜月がそんなに思っていたなんて・・・

考えつめてたなんて・・・

思ってもみなかった。


ごめんな。

気づいてやれなくて。