楽しい時間はとても
早いもので
私たちがショッピングセンターから出たときには
日が傾き始めていた。


駅まで歩いていると

「夏希」

気付くと隣を歩いていた
悠哉が私の目の前に
立っていた。

「今日は楽しかった
それで…その…」

ドキッ!!!




「あっ
まあ大したこと
じゃないからいっか!

それより手だして!」

手をそっとだすと
悠哉が私の手の中に
キラキラ光るハートの
ピアスを入れてくれた。

とても可愛くて
気に入った。


「今日のお礼。
夏希がトイレに行ってる
間に買ったんだ。
絶対似合うと思って」


ヤバい…
嬉しすぎる…