あかずきんちゃんは
狼さんがかわいそうになってきました

「あなたがとっても辛そうだから」

「優しいんだね」

「ありがとう。でもなんでそんな目で私を見てるの」

あかずきんちゃんは
相手が狼さんだということを
忘れていました。


「僕だってみんなとなかよくしたいんだ」

「そうだったの…」