(あぁ〜今日どーしよ。
幸んちに泊めてもらう
しか無いよね〜。

てかケイタイの電源
ずっと切ってたんだ!

お母さん絶対心配して
るよね…。

あたしが涼にいのこと
好きって知ったら……
お母さん怒るかな?
自分を責めるかな?
悲しむかな…?


ごめんなさい…。
涼にいを好きになって

兄妹なのに。

ごめんなさい。
ごめんなさい。)

―ヒック…

涙が止まらない。

急にお母さんに申し訳
無い気持ちが押し寄せ
てきた。

(今さらだよね。
もう涼にいに伝え
ちゃったのに…。)

今さら兄妹の壁を実感
して、自分の罪の重さ
を知る。