「はぁ~。ホントごめんな?手伝いならまだしもこんな企画にまで巻き込んで…」


「…う、ううん。楓君が悪いわけじゃないよ…あたしが彩花達の提案に乗ったのがいけないんだよ」


「「…………」」


その後、沈黙する俺達。


すると…


一輝と彼女が再び現れた。


「あっ、やっぱり見に来たんだ♪」


一樹の彼女、確か彩花ちゃん(…だったと思う)が笑いながらこっちに近づいてきた。


立川と彩花ちゃんは、二人で何やら小声で話し出した。


「何でお前達が選ばれなくて、俺達が選ばれるんだよ?カップルじゃねぇのに…」


「俺達は他薦されなかったんじゃねぇ?ま、この写真よく撮れてるし、良かったじゃん♪」


「よくねぇよ!ハァ~、俺こうゆうの嫌いなのに…」


「ま、頑張れ!って頑張ることじゃねぇけどな♪」


そう言って笑う一輝を見て、少し殺意が芽生えた。


流石に殺すことは出来ないため、思いっきり睨んでやった。


「睨んでも無駄無駄っ!お!そろそろ始まるんじゃねぇ?」


一輝の言葉と共に照明が落ち、辺りは暗くなった。