昨日は、ただ自己紹介(と言えるかも問題…?)だけでメールが終わった。


男子にメール送るのなんて久しぶりすぎて(ってゆうか初めて?)、一文字打つのに一分かかった。


ハァ~


緊張しすぎてヤバかった…



「みーすず!おはよ!」


「あ、おはよぉ、彩花」


朝のHRが始まる直前に彩花は教室に来た。


「また彼氏とギリギリまで一緒にいたの?」


「まぁね♪」


「よくそんなに続くね~」


「そんじゃそこらと“愛の深さ”が違うから☆(笑)…てか!あたしの話より、美鈴は昨日どうだったの?」


「……(汗)」


「まさか一通送っただけとか言わないよね?」


「その、まさか…だよ?」


「全く~!そんなんじゃ嫌われちゃうよ?」


「別に嫌われてもいいもん…」


「ダーメ!それじゃ前に進めないじゃん!」


「う゛…」


「じゃあ、今日は美鈴から送りな!」


「えぇぇえぇぇ~~~!」


「え~じゃない!送るの!」


「は、はい…」


彩花の強引な押しにあたしは、思わず頷いた。