あたし達がそこを通る時にももちろんチラシを渡された。
渡してくれたのが女の子だったおかげで、自然と笑うこともできた。
すると…さっきまで笑顔を振り撒いていたその子の顔がいきなり赤くなった。
「??」
不思議に思って、その子を見つめる。
「あのっ、お名前は?」
突然の問いに、自分の顔の辺りを指した。
「えっ、あた…痛っ!」
あたし?と言おうとしたら、彩花に足を踏まれた。
睨もうと顔を向けると、何故か逆に睨まれた。
「こいつ?ミッスーって呼んであげて♪じゃあね!」
そう言うと彩花はあたしの腕を引っ張って、人気のない校舎裏まで連れていった。
「ちょ…ちょっと彩花!腕、痛いよ!」
「あんた、バカ?ここでは女言葉禁止!しっかりしてよ!」
「あっ、ごめん…つい癖で…てか、あた…じゃなくて、何で俺ミッスーなの?」
「美鈴だから、ミッスー。咄嗟にしては結構いいネーミングセンスだわ♪」
「……彩花、絶対楽しんでるでしょ?」
「なわけないじゃない♪じゃ、行くわよミッスー!」
「あ、はい…」
あたし、やっぱ来るべきじゃなかったかも…
グイグイ腕を引かれながら、ふとそう思った。
渡してくれたのが女の子だったおかげで、自然と笑うこともできた。
すると…さっきまで笑顔を振り撒いていたその子の顔がいきなり赤くなった。
「??」
不思議に思って、その子を見つめる。
「あのっ、お名前は?」
突然の問いに、自分の顔の辺りを指した。
「えっ、あた…痛っ!」
あたし?と言おうとしたら、彩花に足を踏まれた。
睨もうと顔を向けると、何故か逆に睨まれた。
「こいつ?ミッスーって呼んであげて♪じゃあね!」
そう言うと彩花はあたしの腕を引っ張って、人気のない校舎裏まで連れていった。
「ちょ…ちょっと彩花!腕、痛いよ!」
「あんた、バカ?ここでは女言葉禁止!しっかりしてよ!」
「あっ、ごめん…つい癖で…てか、あた…じゃなくて、何で俺ミッスーなの?」
「美鈴だから、ミッスー。咄嗟にしては結構いいネーミングセンスだわ♪」
「……彩花、絶対楽しんでるでしょ?」
「なわけないじゃない♪じゃ、行くわよミッスー!」
「あ、はい…」
あたし、やっぱ来るべきじゃなかったかも…
グイグイ腕を引かれながら、ふとそう思った。