いつものようにあたし達は、12時頃メールを辞めた。


布団に入って、今のメールのやり取りを思い出す。


ちょっとショックだった…


あたしとのメールのことも少しは考えてくれてるかなって思ったのに~…


サッカーはまだしも、食べ物や睡眠に負けるなんて…


溜め息を1つついた。


すると、タイミング良く電話が鳴った。


着信:彩花


「もしもし、彩花?どうしたの?こんな時間に電話くれるなんて珍しいね」


『特に用事はないんだけど、最近メールどうかな~?って思って!』


「ちゃんと毎日メールしてるよ!」


『で、彼はどうなの?大丈夫そう?』


彩花には、あたしの過去を話してあるから、少しは気にかけてくれたみたい。


「うん、大丈夫!楽しいよ」


『……ふぅ~ん、そっか!』


…ん?今の間はなんだろう?


ちょっと不思議になったけどすぐに忘れて、あたしは大会が近いことを話した。


「何か上位入らないと引退になっちゃうから、みんな燃えてるみたいだよ!」


『大変なんだ~、部活って。』


「うん。そういえば、彩花の彼は部活入ってないの?」