朝、いきなり一輝から電話があった俺。


彩花ちゃんが上手く言ってくれたみたいで、立川を遊園地に連れてきてくれるらしい。


そこに、俺と一輝が落ち合うっていう計画。


遊園地に近づくにつれて、心拍数もどんどん上がっていく。


合流すると、やっぱり俺達が来ることを聞かされて無かった様子の立川。


チラッとこっちを見て、すぐに下を向いた。


ズキッ


そんな行動を見て、決心が鈍りそうになった。




午前中は4人で行動し、昼食を食べた。


食べ終わると、彩花ちゃんが口を開いた。


「せっかく遊園地に来たんだからさ、2‐2に分かれて行動しない?」


おっ、ついに?


俺の体に緊張が走った。


しかし…


「じゃあ~、美鈴ちゃんは俺とね♪」


「「……えっ!?」」


一輝の言葉に、思わず口を開いてしまった。


やべっ!


一瞬立川がこっちを見た…ような気がした。


おいおい、何言ってんだよ?一輝のやつ…


俺は、信じられない気持ちでいっぱいになった。