今日は、(彩花のせいで行くことになった)水族館に行く日。
いくら幼稚園の時に仲良かったからって、その時とは全く状況が違う。
あたし、今日1日耐えられるかな…?
不安を抱えたまま、家を出た。
太陽が雲の間に隠れていて、何だか弱々しく見える。
それにピューピュー風が吹いていて、すごく寒い。
あたしはホッカイロをコートのポッケに入れて、何とか寒さを凌いだ。
ほぼ時間通りに着くと、そこにはもう圭君が立ってて。
なかなか自分から近くに寄っていけないあたし。
躊躇している間に、圭君があたしに気づいて近寄ってきた。
「おはよ!」
「おはよ…」
いきなり近くなった距離に、思わず少し後ずさり。
そんなことお構い無しに、圭君が手を掴んできた。
反射的に、
「イヤッ!」
と手を払ってしまった。
ビックリした顔で、あたしを見る圭君。
「あ、その……ごめんなさい」
何て言っていいか分かんなくて、下を見た。
「俺も、ごめん。いきなりでビックリしたよな。」
「…………」
「…行こっか?」
いくら幼稚園の時に仲良かったからって、その時とは全く状況が違う。
あたし、今日1日耐えられるかな…?
不安を抱えたまま、家を出た。
太陽が雲の間に隠れていて、何だか弱々しく見える。
それにピューピュー風が吹いていて、すごく寒い。
あたしはホッカイロをコートのポッケに入れて、何とか寒さを凌いだ。
ほぼ時間通りに着くと、そこにはもう圭君が立ってて。
なかなか自分から近くに寄っていけないあたし。
躊躇している間に、圭君があたしに気づいて近寄ってきた。
「おはよ!」
「おはよ…」
いきなり近くなった距離に、思わず少し後ずさり。
そんなことお構い無しに、圭君が手を掴んできた。
反射的に、
「イヤッ!」
と手を払ってしまった。
ビックリした顔で、あたしを見る圭君。
「あ、その……ごめんなさい」
何て言っていいか分かんなくて、下を見た。
「俺も、ごめん。いきなりでビックリしたよな。」
「…………」
「…行こっか?」