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「…カラン、カラン…」

アキラは着替えを済ませると無言で店を出て行った…それから少しして佑一も着替えを済ませジョーとヒロに一礼をして店をあとにした…

気が付けば、バー『Luxe』は落ち着いたジャズとマスターのヒロ、そして…ジョーだけの静かな空間になっていた…そんな空間には不似合いなカンジにカウンターにはバースデーケーキがどこか寂しそうに置かれたままでいた…

「…ジョーさん…僕にはアキラが何を思って真理ちゃんのカクテルに青酸カリウムを仕込んだのかが未だに理解出来ないのですが…」