「…旨いよ、ヒロさん。」

そう言われたヒロは無理矢理ながらも笑顔を作りジョーが手にしているテキーラ・サンライズを見つめた…そして…

「…そうか…やっと理解出来ました…何故、作った時にはちゃんと混ぜてありアーモンド臭もしなかったはずのカクテルが時間が経つ事によって上の部分が不自然に薄くなりアーモンド臭もし出したのかが…!…だから、僕達のドリンクは氷抜きのオレンジジュースだったんですね…

ヒロはジョーの推理を理解しながら呟いた…すると、ジョーの隣で真理が…

「…じゃあ…もしかして…氷の中に青酸カリウムを仕込んだ人って…」