「…で?結局、何にするんだい?真理ちゃん…ジョーさんの青臭い話を聞くだけ聞いといて…」

「意地悪だなぁ、ヒロさんは…」

「ハッハッハッ…」

…ヒロはジョーが照れているのを楽しんでるかのように真理に聞いた…

「…じゃあ…テキーラ・サンライズを2つ下さい…」

「…えっ?2つ?」

「はい。」

(…そっか…)

ジョーは真理がカクテルを2つ頼んだ理由に気付きヒロがカクテルを作り終えるまでにカウンターにあるオールド・パルを飲み干した…

「…うん…旨い。」

…ジョーは心地良く、ほろ酔い気分になっていた…