「丹羽さん!浮気したって本当ですか!」

生徒会室にはコーヒーを飲みながら読書している慎司。
漫画を読んでいる拓海くん。
ソファで寝ている崚馬。
丹羽さんは携帯をいじっていた。

「沙羅…なんで泣いてんだよ…?俺は浮気なんてしてない。俺は沙羅だけだよ?」

「見たもん!食堂で女の子と喋ってた!」

「ただのクラスメートだよ」

「嘘。前もそう言ってごまかしてた」

「女の子と喋っただけで浮気になるの?そしたら沙羅だって弘樹くんと仲良くしてるじゃん」

「あのさ、外行って話してきたら?」

読書していた慎司が冷静にそう言う。

「あ…わりぃ。行こう沙羅」

沙羅と丹羽さんは出て行った。