慎司がいなくなった後、私は崚馬に電話した。

5回目のコールでやっと電話にでてくれた。

「崚馬…」

「なんだよ…」

「会いたい…」

私は思わずそう言っていた。

でもいきなり電話は切れた。

私は授業をサボって泣いていた。

「優梨!!」