そういう流れで、あたしは岩崎を家に案内した。
途中、コンビニでお酒も買ったし、酔う準備は万端だ。


「すげぇ綺麗なマンションじゃん!!
うわぁ、羨ましい。
やっぱり一人暮らしって憧れるよな〜」


マンションのエレベーターを待ってる間、岩崎はそんなことしか言わなかった。
本当に彼の精神年齢は中学生並だと思う。



エレベーターが着き、乗ろうとしたとき、あたしは息が止まるかと思った。