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『マジお前って暗いよな。』



『見てるだけで吐き気する。』


『気持ちわり。』




『行こうぜ。』








…………あの、大丈夫ですか?





『はい…』





あたしもよく暗いって言われます……一緒、だね。






『え………?』





はい。これ…。





『あ……ありがとう……』










これは…………








夢………?










ふと、浮かんでいた場景がぼやけて消える。





そして目を開けると……







「おはよう、ひまり♪」








修……………平……くん?





ぼんやりしていた頭が段々とハッキリしてきて、修平くんの笑顔が目の前にあることを理解出来た。




ここは………




あたりを見渡す。




ボールやら跳び箱があるから…体育倉庫、なのかな…




そっか…


修平くんに体育倉庫の整理を頼まれて…それでついてきて…




で………




どうしたんだっけ。






「修平く……………!?」









な…なに……?




身体が



動かない。





自分の置かれている状況を確認する。






「ごめんね。こうでもしないと、ひまりが逃げていっちゃうかと思って。」




パイプイスに縄でぐるぐる巻きにされ全く身動きが取れない。