「はぁ、アンタって子はまったく」 「あ、お母さんっぽい」 そういって笑う花絵の額にデコピンを食らわし視線を下に戻す。 「っー、月代ひどーい」 思いの他ダメージが大きかったのか再び机に屈伏しうーうーと唸っている。