「あ。」




星空駅についた。




「…ちなみに、一緒に帰ると恋愛成就するらしいよ?」

「えっ…?」

「嘘。ただ、そうだったらいいなって思っただけ…じゃ!バイバイ!!また明日な!」





顔をトマトみたく真っ赤にしたてっちゃんの言葉を、繰り返してみる。




…どういうこと?




期待してもいいの?





あー、やめやめっ



考えたらキリがないよ。






ふと、空を見上げる。




今までは何とも思わなかった星たちが、むちゃくちゃキレイに見える。




あの2人は今、この町を見て何を話してるのかな







そんな事を考えながら、家に帰った。