「そんな事が…」

「うん、昔ばあちゃんに聞いたんだよね。だからか知らないけど、この星空町は縁結びの町って言われてるんだよ?」

「嘘、全然知らなかった」

「駅の近くにさ、でっかい木あるじゃん。あれの前でキスすると、ずーっと一緒にいれるんだって!…2人が、守ってくれるんだって。」




2人…?



あぁ、星になった2人か…





「でもなんで木?」

「あれが、昔一番デカい木だったから。一番天に近いから」

「へぇー…」




あたしは、この手の話に詳しくない。



だって、キョーミないから



迷信だと思ってるし




でも、なんでかなぁ



この迷信は、信じたいと思えた



てっちゃんが話したから?