だが。

「降下用意!」

『金剛』を装着した御手洗少佐が声を上げる。

…むざむざ化け物の餌食になどなりはしない。

神の使いだろうが何だろうが、人類はそうやすやすと滅亡などしない。

その為に俺達特獣自衛隊は、日々訓練を積み重ねてきたのだ。

「降下開始!」

まず御手洗少佐が輸送機からダイブ!

続いて各隊員が輸送機からの降下を始める!

「さぁ、私達も行くわよ!」

舞姫が後部ハッチから空中へと躍り出る!

同時に甲冑背部のスラスターを吹かし、ジェット噴射で空中を華麗に飛翔した!

「よし…俺達も行くぞ、九条」

「はいっ」

最後に俺と九条が降下、スラスターを噴射して空を翔けた!