あたしの心の中に生まれた謎の気持ち。

モヤモヤする。

だけどあったかくて・・・。

今までに感じたことのない

この感情にあたしは戸惑っていた。



その日の帰り道。

授業中にあった着信を思いだした。

[一応電話しとくか]

着信履歴をひらき、ナナミとゆう文字を押した。

プルルル~ プルルル~

電話がつながった。

〈あっ!もしもし杏?なんでさっき電話出てくれないのよぉ〉

「ごめんごめん。授業中だったから」

〈そうだったの?ごめんね〉

「ううん。それで、なにかあったの?」

〈そうそう、聞いて!あたし達日本に帰ってくるんだよ〉

「うそ。2人とも!?」

〈うん。で、日本で行く学校が杏の行ってる高校に決まったんだ〉

「えっ!そうなんだぁ」

〈もっと喜んでよー〉

「喜んでるんだケドさぁ・・・」

〈あー!また比べられるとか思ってんでしょ〉

「・・・うん。」

〈杏はオシャレしたら、すっごく可愛いのに〉

「いいよ。そんなのは」

〈そんなんだから杏はいつまで経ってもカタツムリのままなんだよ!〉

「・・・・・・」

〈ゴメン。言いすぎた〉

「ううん。ホントのことだから」

〈もぅ杏ってば・・・〉

「いつから学校来るの?」

〈明日だよ〉

「ふうーん。そうなんだぁ・・・って、ええ!?」

〈なんで驚くの?〉

「いやっいきなりすぎて・・・」

〈まぁいいじゃん★明日からよろしくね〉

「・・・うん」



あいつらが帰ってくるとゆうこと=なにかが起こる