その間金髪さんはなんとも言えないような目で俺を見ていた。



「お前……」

「え?」

「そうか…あいつにそんな辛い思いをさせられていたのか…そうだったのか…」

彼の発言に俺は慌てて首を左右に振った。

「彼は優しいよ!!」

「ああ、そう言えと言われてるのか?大丈夫だ。俺はわかっている。あいつに優しいなどという言葉は存在しない」


うおーい、聞いてくれ人の話。


「ネオードだ」


「へ?」

「俺の名だ。よろしくなユウ」

「…よろしく」

俺はその場のなりゆきでぺこりと頭を垂れた。