「う?」

俺がまたコテンッと首を傾げると彼はガクッと膝を折って両手を床についた。
俺はその行動に慌てていると

「お前…」

と声を掛けられた。

「それはなんだ…」

「くま…」

「いや、そうじゃない……ロードがくれたのか?」

「買ってくれた」

俺の言葉にさらに顔を真っ青に染める。

「…いや、ありえない。ロードが…?そんなまさか…」


彼はブツブツと独り言を言い始めた。流石に心配になった俺は彼の直ぐ傍に駆け寄りしゃがみ込んで彼の顔を覗き込んだ。