「ここ、勝手に入っちゃダメだって…言われて…」

涙目になって訴えると金髪さんはクルリと俺に視線を寄越して来た。

「…ロードに言われたのか?」

「うん」

「…そうか」

それだけ言うと、彼は勝手に冷蔵庫を開けて食材を乱雑に入れて行った。

「あの…」

「俺は問題外だぜ。というか俺にしたらここにお前がいる事が不思議でならないぜ。」

金髪さんは俺の言葉を遮って言った。俺はどういう事だと言う風に首を傾げた。そんな俺に彼はチラリと俺を見ただけですぐに立ち上がりまたテーブルに戻った。